現状課題と都市計画
学び
学びの視点に基づいた、
10のアクションを公開しています。
目指すべき理想のすがた
未来の可能性と自分らしい生き方の発見・探究
そのために必要なこと
多世代の学び場づくり/まちづくりと連動した学び/世界につながる体験
学び
10のアクション
アクション 01
素敵な大人に出会えて、未来の夢を考える公立塾
- 必要なこと
- 多世代の学び場づくり。
- 課題
- 子どもたちに将来の選択肢と出会いの場が少ない。
施策・行動
- 小中高生を対象に、町が設立する公立塾を開講。
- 学校の授業を補完、受験対策につながる学習から、子どもたちが関心のある分野を専門的に学べたり、探究できるラボ機能。
- 定期的に町内を含めて、全国で活躍するビジネスリーダーを招き、気軽に話ができ、未来の夢を考える機会をつくる。
- 都農高校跡地に設立、ここに来れば誰かに会える、新鮮な出会いを演出。
アクション 02
高校がなくなった町に高校生を呼び戻すオンライン高校
- 必要なこと
- 多世代の学び場づくり。
- 課題
- 子どもたちに出会いの場が少ない。
施策・行動
- アメリカでは、キャンパスをもたず世界7カ国を旅しながら学ぶミネルヴァ大学がハーバード大学を上回る倍率で人気を呼ぶ。
- 日本ではN高校やゼロ高校など、校舎を持たずオンライン上で自分らしさを活かせる学びを提供する教育機関も誕生。オンライン上でWeb会議システム「Zoom」を用いて、居場所とストレスケア、意欲と創造性を育む機会を提供。
- 廃校になった都農高校に、オンラインで学ぶ高校生たちのオフ会の場として、全国から高校生たちが集まる場をつくることで、都農町に再び高校生の流入を。
アクション 03
大人のリカレント(学び直し)センター
- 必要なこと
- 多世代の学び場づくり。
- 課題
- 学校を出てから、学んだことがない。
施策・行動
- 学校を卒業して以来、学んだ経験がなく、新しい知識や教養を求める人たち向けの学び直しの講座。
- 「語学」「ファイナンス」「コミュニケーション」「プログラミング」「映像編集」「経営」などビジネスに必要なスキルもオンラインのコースで用意。
- 今の働き方に違和感があるけれど、何をどうすれば良いのか分からない、そんなキャリアの相談にも対応。新たに学び直すべき内容も示唆
- 転職、起業、結婚、出産、移住。人生の岐路に起こるあらゆるキャリア決断を、プロのキャリアコンサルタントが徹底伴走。
アクション 04
100年人生の楽しみ方、ジェロントロジー講座
- 必要なこと
- 多世代の学び場づくり。
- 課題
- 高齢者の生きがい。
施策・行動
- 世界が経験したことのない人生100年時代。
- 健康で豊かな農の都を目指す都農町では、2045年に高齢化率46%が予測され、もはや高齢者が主役の世の中。
- ジェロントロジーは高齢者社会システム工学。高齢者が主役の世の中の仕組みはどうあるべきか、何を変えるべきなのか、今から全世代で議論をしていくべき時。
- 日常的に課題となる健康・福祉・医療以外で、趣味・スポーツ・教養・食費・仕事など、人生に彩りを添える新しい選択肢をどう提供し、積極的に新しい体験をしてもらえるか、そのきっかけとなる講座を開講。
アクション 05
まちづくり教育を企画、学校運営協議会の進化
- 必要なこと
- まちづくりと連動した学び。
- 課題
- 地域、学校、保護者が共に「まちづくり教育」について議論、相談する場が少ない。
施策・行動
- 学校運営協議会は、学校と地域住民・保護者が力を合わせて都農中学校の運営に取り組むためのしくみ。
- これから「地域とともにある学校」に転換するため、「総合学習の時間」を活用したまちづくり教育プログラムの企画や実践を支援する仕組みに進化。
- 学校運営協議会で、町の未来を提案するグランドデザインを踏まえて、中学生が未来の都農町をポジティブに考えて、起動人材が増えるようにするための教育プログラムや教え方について議論して中学校に提言。
アクション 06
「つの未来学」保護者版の開講
- 必要なこと
- まちづくりと連動した学び。
- 課題
- 保護者が地元の未来を考えるきっかけがない。
施策・行動
- 1つの地域課題テーマを当事者と考え、解決アイデアを出し、アクションまで起こすプログラムを企画、実施。
- 小・中、高学生の保護者も、キャリア教育の一貫として、ワークショップに参画したり、リアルなまちづくりの課題を共に考える。
- 9月に「ゼロ・カーボンタウン宣言」をした都農町、保護者も「気候変動」対策に向けての議論やアイデア出しを行う。
アクション 07
教職員向け「まちづくり教育」開講
- 必要なこと
- まちづくり教育。
- 課題
- 教員が都農町について知り、考えるきっかけが少ない。
施策・行動
- 今後、地方のキャリア教育は地元の町を知り、自ら地元で働く選択肢もつくれるよう、当事者として「仕事のあるまち」をつくっていくことが必要。その実現のプロセスついて学ぶことが『まちづくり教育』。
- 現状の都農中学校・小学校の教職員は、都農町出身者もしくは居住者が少ないため、当事者意識をもって都農町の魅力やこれからの可能性について語ることが難しい。
- まずは、まちづくり教育をするための前段階として、教職員がその町のこと、つまり地元町民と関係性を築いたり、町の事業所などを知ることは必要不可欠であり、そのきっかけの場をつくる。
アクション 08
世界一の先生から学べるオンライン自宅学習
- 必要なこと
- 世界につながる体験。
- 課題
- 教育格差・学力向上。
施策・行動
- 世界一教えるのが上手い先生の授業を動画で受けられる時代。
- 都農町の小中学校に通う全ての生徒が、自宅でタブレットを使って学べるように。
- 知識を学ぶのは、タブレットを使って家庭で学び、学校では知識を使ってクラスメイトと議論したり、提案やものをつくったりすることに集中できるようにする。
アクション 09
世界の学生とキャリアを話すキャリアサマースクール
- 必要なこと
- 世界につながる体験。
- 課題
- 子どもたちに出会いの場が少ない。
施策・行動
- リベラルアーツ&サイエンス教育を対象に、仲間同士で学び合うピア・トゥ・ピアをコンセプトに高校生が自分のキャリアを考え、プレゼンテーションするサマースクール。
- 各界の最先端を行くゲストによる講演や、ひとつのテーマを掘り下げるセミナー、大学生と20代社会人から構成されるメンターとの対話や、他校の仲間たちとのワークショップなど、濃密な時間を過ごせるコンテンツを提供。
- ほとんどが町外からの参加者を受け入れるため、都農高校の廃校によって町内に高校がない都農町にとっては、都農町出身の高校生が再び都農町に集まる機会に。
アクション 10
全世代向け海外インターンシップ
- 必要なこと
- 世界につながる体験。
- 課題
- 小学生~高齢者まで海外で視野を広げるきっかけがない。
施策・行動
- 「海外インターンシップ」とは、海外の現地/外資/日系企業にて一定期間、実践経験を積むこと。海外インターンというと以前は欧米でのインターンをイメージしがちでしたが、ここ数年は急成⾧する新興国市場(タイ・ベトナムなど)でのインターンに挑戦する方も増えているのが現状。
- 期間は2週間という短期から1年間までそれぞれの予定に合わせて挑戦しており、学生の場合は休み期間や休学期間での挑戦として、社会人の場合は有給や企業内制度、休暇を利用して活用。
- 若手農家向け農業インターンや、オランダでのまちづくりインターン企画、運営。