現状課題と都市計画
子育て
子育ての視点に基づいた、
10のアクションを公開しています。
目指すべき理想のすがた
まちのみんなで支え合い、心身共に健康な子育て環境
そのために必要なこと
外遊び環境の充実/子育てコミュニティ/心身の健康づくり
子育て
10のアクション
アクション 01
主体性・創造性を養うプレーパークの設置
- 必要なこと
- 外遊び環境の充実。
- 課題
- 外遊びできる環境が少ない。
施策・行動
- デンマークで発祥した子どものための公園。「自分の責任で自由に遊ぶ」をコンセプトに、子どもたちの主体性や創造性を養う。
- 自分で遊びをつくり出すような遊具や、のこぎり・火起こしなど大人と一緒だからこそできる体験がつまった公園=プレーパークを設置する。子どもの頃から様々な体験をすることができる。
- 専任のプレーリーダーを配置、最低限のリスク管理をしながら、教えたり管理するスタンスではなく、子どもたちのリーダーとして遊びを先導する。
アクション 02
公園を活用した子育てひろば
- 必要なこと
- 外遊び環境の充実。
- 課題
- 年齢の近い子どもと、その親同士がつながる機会が少ない。
施策・行動
- 平日午前中など以外で、働く親でも参加できるような開催日時や頻度で子育てひろばを実施。公園を活用することで、公園に足を運ぶきっかけにもなる。
- 移住してきた親子に対しても、フラットにすぐに打ち解けられる仕掛けや仕組みを整える。
- 公園前には、都農の食材を活用したヘルシーメニューのカフェや食堂を設置、利便性を高める。
- 男性も「子育て」について学べるイベントや料理教室などを開催し、イクメンを増やす。
アクション 03
外の様子がわかるカフェラウンジ併設の公園
- 必要なこと
- 外遊び環境の充実。
- 課題
- 子どもの外遊びに付き合うのが大変。
施策・行動
- 子どもが遊ぶ様子が間近で見られて、日よけがあり、冷暖房が完備された空間で、心ゆくまで子どもを遊ばせることができる。子が遊ぶ時間に、親も自分の時間を過ごすことができる。
- 宮崎県、都農町は日照時間が⾧いため、親にとって屋外で⾧時間過ごすことは避けたいので、親のための居場所も大切に。
- 子どもが遊び終わった時には、シャワールームや更衣室もあり、また乳幼児についてはオムツ替えや授乳室も設置。
アクション 04
子育て支援機能の一元化
- 必要なこと
- 子育てコミュニティ。
- 課題
- 子育てのちょっとした悩みや相談をしにいく場所がない。
施策・行動
- 現在、中央保育所に併設されている「子育て支援センター」と、健康管理センターに設置されている「子育て世代包括支援センター(母子保健法)」、福祉課管轄の「子ども家庭総合支援拠点(児童福祉法)」の3施設を、都農高校跡地に集約移転。
- 各施設で異なる専門家も一堂に会することで、利用者に、「ここにいけばなんでも相談できる」利便性を提供。
- 新たに移住してくる子育て世帯に対しても、「とりあえずあそこにいけばなんとかなる」場になることを目指す。
アクション 05
ママによる、ママのためのコミュニティ創出
- 必要なこと
- 子育てコミュニティ。
- 課題
- ママさんが悩みを共有できるコミュニティがない。
施策・行動
- 新米ママたちの不安や悩み、ストレスを解消する場の提供と“ママ友の輪”をつなぐことを目的とするコミュニティ。
- 家族の協力も得られず、また近所付き合いもなくママ友もいない孤独の中で育児に励むことを“孤育て”といい、コロナ禍に伴いママ同士の繋がり促進の必要性も増してきている。
- 講師や生徒がママで構成されたママがママを共に助け合い支援するオンライン講座とリアルのハイブリッドコミュニティ。
アクション 06
つながりと学びを生む子ども農園
- 必要なこと
- 子育てコミュニティ。
- 課題
- 子育てコミュニティが作りにくい。
施策・行動
- 貸し農園などを利用して気軽に農業を体験できる。有機栽培を行っている農園なら、子どもも安心して農業に取り組める。
- 農業を楽しむことはもちろんだが、日々の悩みや出来事を畑でできたママ友にお話するだけでも息抜きになる。ファームファミリーでお互いの子どもを見守り、時にはしかり、一緒に子育てをしている感覚が得れる。
- 子どもたちは畑のコミュニティで交流することで、いろいろなことを学びとり、生きる力を身につける。畑にくると、大人も子どもも自然と役割を見つけて自主的に動くようになるので、親子一緒に成⾧していける。
アクション 07
雨の日も遊べるキッズパーク
- 必要なこと
- 心身の健康づくり。
- 課題
- 雨の日に子どもが遊べる場所が少ない。
施策・行動
- 雨の日でも子どもが安心して走り回れて遊べる空間をつくる。
- ボルダリングやネット遊びなど、都農町にない機能をつくることで、町外からも遊びにくる子どもたちとも交流。
- 大人も子どもを見守りながらクッションに座りながら本を読めてくつろげるスペースを設けることで、大人も楽しめる施設。
- 同じ施設内に、高齢者の健康増進スペースもあるため、多世代交流もすすめやすくなる。
アクション 08
体を動かしながら楽しく学ぶ英会話教室
- 必要なこと
- 心身の健康づくり。
- 課題
- 幼児~英会話を楽しく学ぶきっかけが少ない。
施策・行動
- 体を動かすことは脳の活性化に繋がり、英語に限らず、身体を動かしながら覚えたほうが、じっとして暗記をするよりも記憶の定着率が上がる。じっとしていられない幼児の英語教育には最適。
- 運動は幼児同士のコミュニケーションが必要な場合が多く、特にゲーム要素の強いものだと仲間との絆や達成感も感じられ、幼児期の情緒形成に大いに役立つ。
- 近年、「親子ピラティス in English」も流行っており、マットの上でストレッチなどを行うピラティスに、バランスボールや、スイス生まれのバランス玩具「ビリボ」などを加えて、楽しく体を動かしながら英語を学ぶ親子レッスン。
アクション 09
心身ともに健康になる子ども水泳教室
- 必要なこと
- 心身の健康づくり。
- 課題
- 子どもの体づくりができる場所が少ない。
施策・行動
- 子どもの身体機能をバランス良くはぐくめる。水泳には『水中での運動』という、ほかのスポーツにはない特徴があり、不安定な環境で水の抵抗を受けながら体を動かすことで、全身の筋肉や感覚機能を養うことができる。
- 水中では胸に水圧がかかるため呼吸機能が活発に働き、陸上運動に比べて効率良く心肺機能を向上させることができる。さらに、体温よりも低い温度の水の中で活動するので基礎代謝が上がり、病気をしにくい体づくりにも役立つといわれる。
- レッスン中には親子のスキンシップをはじめ、子ども同士、保護者同士のコミュニケーションの機会も。
アクション 10
有機野菜をつかった学校ごはん
- 必要なこと
- 心身の健康づくり。
- 課題
- 体に優しい給食の選択肢が少ない。
施策・行動
- 子どもたちの健康や地球環境のため、農薬も化学肥料も使わない有機食材を使った学校給食を普及させる試みが各地で普及している。
- 学校給食の有機化は、子どもの食物アレルギーや発達障害などの症状の急増傾向に歯止めを掛け、且つ、地域再生の起爆剤にもなり得ると大きな期待を寄せる。
- 「子どもの体にはいるものは安全なものを。」ということで、有機野菜を育てるママコミュニティを発足。自身が育てた野菜販売会や、有機農業に関心がある町民と談話会などを開き、魅力を発信する。給食でもママが育てた有機野菜の継続的な提供を目指す。